長谷川テル訪問記念の碑建立募金のお礼と報告

－募金の報告－

　募金は、顕彰碑建立のため当初200万円を目標に始めました。どのような顕彰碑にするかは、まだ模索する段階で、具体的なグランドデザイン等はできあがっていませんでした。

　その後、彫刻家・坂口紀代美氏に出会い、グランドデザインと制作を依頼し、グランドデザインが構想されていく中で、基礎工事も含めて当初の金額では足りないという事がわかってきました。ご協力していただく皆様に、二度に渡って募金をお願いするというご負担をおかけすることになりました。

　追加募金は１６０万円を目標としてお願いしました。結果として、一次募金は、2021年10月～2022年12月6日までに、2,352,391円（延べ276人）、追加募金は、2022年12月12日～2023年5月8日までで、1,891,706円（延べ人数195人）、募金総額4,244,097円（延べ人数471人）となり、目標額を大きく越える募金をお寄せいただきました。中には、二度、三度と募金していただいた方もおられます。

　そこに書かれていたメッセージを読むと、今の日本のみならず世界の現状への心配や憤り、平和への強い願いが伝わってきました。長谷川テルの顕彰碑建立で、戦争への動きに一石を投じたいという熱意を感じ、私たちの活動を大いに励ましていただきました。

　また、募金を知り合いや団体で広げていただく中で、それぞれに長谷川テルに関わって来られた方々との繋がりや、中国からの引き揚げ者や平和の活動をされている方々との繋がりも生まれ、単にお金を集めるだけではない、反戦と平和のネットワークともいえるものが生まれたのではないでしょうか。除幕式への150名もの多くの方々のご参加や、全国交流集会・懇親会での豊かな交流にその繋がりが実を結びました。今後も、この繋がりを大切に、長谷川テル顕彰活動を続けて行けたら幸いです。

　　　　会計担当　　西　久美子